催眠術、習いたい人・かかりたい人

観念運動

観念運動とは

まず、『観念運動』とはということですが、これは漢字を見てもらえば、そのままの意味になっています。
つまり、観念が運動となって現れてきているものが『観念運動』です。

 

したがって、イメージをすることにより、そのイメージどおり体が反応するものです。

観念運動と関係が深い被暗示性

観念運動は、イメージしたとおりに体が反応してしまうことから、被暗示性(催眠術のかかりやすさ)と非常に深い関係にあります。

 

観念運動で有名なのは、5円玉をぶらさげた振り子です。

 

 

別に5円玉じゃなくても、ペンダントでもいいのですが、催眠術にかかりやすいかの被暗示性をみるために、よく行われるのが、肘を机などにつけない状態で、親指と人差し指で糸の端を持ち5円玉をぶら下げ、体にまかせて、五円玉あるいはペンダントが左右に揺れると暗示を繰り返したりします。

 

このとき、暗示性が高い人は、早い段階から振り子が動きはじめ、しかも大きく振れてきます。

 

左右から前後に揺れるとすると、今度は振り子が前後に振れてきます。

 

こうしたように、暗示どおりに、振り子が揺れてくるという現象が、まさに観念が運動になった状態の観念運動で、こうした反応が素直に出やすい人は、より催眠術にかかりやすいと言えます。


観念運動とカタレプシー

 

観念運動は、ある言葉を発したり、頭の中でイメージした事が実際に行動として現れてくることで、生理的な現象を利用したトリックの一種であるカタレプシーとは違うものです。

 

カタレプシーは、驚愕法などで相手を驚かして、ハッ!とした瞬間に催眠暗示を入れ、体を固めてしまうものであるのに対し、観念運動は、イメージにより催眠暗示どおりに体が動いてしまうようになるものです。
辞書を持っているとイメージした腕が下がり、風船を持っているとイメージした手がどんどん上がっていったりするのが観念運動です。

 

立ったまま体が振り子のように揺れてくるといって、ステージ上で立っている人の体が左右にだんだんと揺れてくるといったものも、観念運動です。

 

後倒法といって、立ったまま体がスーっと後ろに倒れていき、そのまま体がガッチガチになるという暗示をされ、催眠術ショーで見られるようなヒューマンブリッジのような状態になるのは、最初の後倒法で体が後ろに倒れるというのは、そうイメージすることで体が後ろに倒れやすくなってくるので、倒れていくこと自体は観念運動で、そのあと後ろに倒れたと思った瞬間に、「そのまま体がガッチガチに固くなる、どんどん固くなる」と追い打ちに暗示をかけられて体が硬直して棒のように固くなってしまうのはカタレプシーということになります。