催眠術、習いたい人・かかりたい人

予備催眠

ショーなどのパフォーマンスを上げる予備催眠

 

テレビの催眠術ショーなどで、催眠術師がタレントさんの顔を手で覆い、何か耳元でささやきながら、そのまま1~2回ぐるんとまわすと、そのタレントさんはいきなり、ガクンと首をうな垂れたまま立ったままの催眠状態に入ってしまうというシーンを見たことがある方もいると思います。

 


 

 

魔法みたいなシーンですが、こういったシーンを見て、

 

いくらなんでもウソだろー、ヤラセでしょ?
前もってタレントさんと打ち合わせしているんじゃないの?
こんなことされたら怖い! でもこんなに簡単に催眠術にかかるわけないし、ウソなんでしょ?

 

こういった感想を持つ人も多いかと思います。

 

確かに、腕がいい催眠術師が、催眠術にかかりやすい人を選んで、瞬間催眠(瞬間的に催眠術をかける)ということは可能です。

 

しかし、何の面識もないステージにあがった数十人の人に対して、立ったまま並ばせておいて、次から次へと顔を手で覆って、ぐるんとやって立ったままの催眠状態に落としていくなんていう芸当は、プロの催眠術師でも難しいでしょう。

 

よほど催眠術にかかりやすい人ばかりを集めて行えば、不可能ではないでしょうが、それでもそれを見抜くのも大変ですし、本番で緊張して失敗する可能性も大きいでしょう。
数十人もいれば、数人はかからない人も出てくるほうが自然であるからです。

 

それでは、催眠術にかかっていないのかというと、催眠術にちゃんとかかっています。

 

ならば、どうやっているのでしょうか。何かトリックがあるのでしょうか。
そのトリックが『予備催眠』と呼ばれるものです。

予備催眠とは

 

多くの催眠術ショーの場合、『予備催眠』といって、本番前にあらかじめタレントさんやモデルさんたちを催眠術にかけておきます。
このときかける催眠が、あらかじめ予備的にかけておくということから『予備催眠』と呼ばれています。

 

予備催眠をかけたとき、それぞれの催眠のかかり具合がわかるので、催眠にかかりにくい人を除外して、催眠術にかかりやすいタレントさんやモデルさんだけを選んで、本番でかけたするのです。

 

もともと、ショーには催眠術にかかりやすい・催眠術への反応が良いタレントさんやモデルさんが選ばれてでてきているのです。
催眠術ショーで、一応ステージにあげて、催眠術のかかりが悪い人をどんどん除外していくところから見せて、ガチ感を演出する場合もあります。

 

したがって、中には完全にヤラセの番組もあるでしょうけど、ほとんどは、でてきて催眠術にかかっているタレントさんやモデルさんたちに関しては、しっかりと催眠術にかかっているでしょう。
つまり、催眠術自体はウソではありませんが、かかりやすい人、反応が良い人が選ばれているといっていいでしょう。

予備催眠の後のショー

 

予備催眠の後、催眠にかかりやすい人が選ばれてショーでの登場となり、催眠術をかけられるのですが、一度予備催眠にかけられていると、催眠術にかかりやすい人がより催眠術にかかりやすい状態になっています。

 

予備催眠をかけて、催眠術を解かずに、すでに催眠状態になったままショーにでてきていることもあるかもしれませんし、ちょっとした合図ですぐに催眠状態になるような暗示を入れられた後に催眠術を解かれていて、ショーのときにちょっとした合図ですぐに催眠状態になる後催眠をかけられている可能性もあります。

 

しかし、そんなことをしなくても、もともと催眠術にかかりやすい人が一度予備催眠で深い催眠状態にされていると、次からはもっと催眠術に対しての反応性が高くなっているので、ショーの時でもすぐにかかってしまいます。

 

予備催眠で何度か催眠術を解いてはかけ、ショーのときと同じような導入をやっておくと、成功する確率が高くなります。